同棲三ヶ月目で実家に帰られたけれどお腹はすいてしまったのでタイ料理を食べてきた

まさか自分が「実家に帰らせていただきます」と言われる人生を送ることになるとは思っていませんでした。

ここ最近は歌舞伎町付近で仕事をしています。およそ朝から夕方までいるので、それなりの時間を過ごしているのですが、慣れる気がしません。昼からキャバクラに行く人間がいるから営業しているんだと思われるお店とキャバ嬢さんたち、区役所前で見かける白ジャケットのいかにも普通の仕事じゃないいかついおっちゃん、メイク(フォトショ含)やセット前の盛れていないホストのお兄さんたち、そういう方々の邪魔にならないよう、ぶつからないように歩いています。怖いし。とにかく歩いている人間がそういう人間です。「メンナクで見た!」「小悪魔agehaで見た!」「典型的な……その……」と、田舎者の気分は高揚したり震え上がったりします。怖いです。『母子家庭』や『年金族』という、どう考えても羽振りが良くはなさそうな名前のスナックがある沖縄とは人相も華やかさも違う。ホテルも多いし、金!暴力!セックス!を感じますね。

そんな歌舞伎町で、なんとも言えぬ悪臭をはらむ風に吹かれることがたびたびあり、帰ってきては妙な匂いがこびりついた鼻の中をこっそり必死こいてぶぁぁぁぉぉぉぁぁぉっとホースの水抜きよろしく噴き出す様子に愛想をつかされ、実家に帰られたんだとは思いたくありません。今朝もすこし泣きました。うっうっ。

ともかくそんなんでもお腹は減るので、靖国通り沿い、新宿区役所交差点ちかくのタイ料理屋さん、ゲウチャイに行きました。http://s.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13128092/

頼んだのは、鳥ダシ汁ビーフンと鳥肉のバジル炒めご飯(小)。それにデザートと食後の飲み物が付いてきました。

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食べた後に撮りました。美味しかったです。

画像ではなにも伝わらないと思いますので説明すると、汁ビーフンっていうのがいわゆるタイラーメンで、鳥と野菜のまろやかなコクにレモンやパクチーなどで酸味と香りをプラスしたスープに、ビーフンが投入されているものです。あったかい食べ物ですが、油っぽさがないのでさっぱりと食べられます。

鳥肉とバジル炒めはいわゆるガパオですね。目玉焼きは乗っていませんでした。目玉焼きにナンプラーをかけて食べるのが好きなんですが、セットの小ご飯なのでそこまで贅沢は言いません。

デザートはココナッツミルクとタルト生地みたいなのが層になっているものでした。タイ料理屋さんでよくあるオレンジ一切れとか、タピオカinココナッツミルクのあれじゃなかったのでちょっとびっくりしました。美味しかったです。なんというデザートなのか知りませんのでかろうじて写っている画像で適当に判断してください。食後の飲み物はレモングラスティー。爽やかな香りでした。

計1026円。ランチとしては高めですが、味と量からすると納得と満足の値段です。入ったのが十二時過ぎとお昼真っ盛りの時間だったのに、両隣が空いている一人席に座れたのもこの値段のおかげかなと思いました。お昼くらいはリラックスしたいという方にはオススメです。まだしばらくは歌舞伎町をうろうろするので、また行こうと思います。

でも出来れば次は恋人と行きたいです……。